東京駅からほど近い場所にブリヂストン美術館があります。
現在開催しているのは「BEST of THE BEST」
開館63年を迎えるブリヂストン美術館は2015年5月18日より新築工事のため長期休館に入ります。
石橋財団コレクションは現在2,585点を数えます。そのうち1,625点が東京のブリヂストン美術館に管理されています。「BEST of THE BEST」ではこれらのうちから選びぬかれた160点が紹介されています。
1870年代のクロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールらによる印象派の誕生からゴーガンやセザンヌらポスト印象派の活動、その後マティスやピカソと続きます。
新也先生もブリヂストン美術館をたびたび訪れてます。
先生が最も魅了されたのはセザンヌの《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》。
光と影、筆のタッチ、そして何よりも空気感が素晴らしく、セザンヌの特徴がすべて分かる作品です。この絵を見ていると心が穏やかになり、まるで緑に囲まれて森林浴でもしているかのような錯覚を起こします。
そしてもう一点、先生にとって忘れられない作品があります。
中学生の時にこの絵を見るために徳島から何時間もかけて訪れた思い出の作品。
青木繁の《海の幸》です。漁師の中に女性が一人。作品が仕上がって2年後に描き加えられたそうです。その女性は青木繁が愛した女性だそうです。
ぴぃも素敵な作品をたくさん観たいな。
By:ぴぃ
2015年04月06日 23:32