こんもりと緑しげる虎伏山(とらふすやま)に白亜の天守閣がそびえ御三家の威容に相応しい風格を醸し出しています。
和歌山城は大正13年(1585)に紀州を平定した豊臣秀吉が弟の秀長に築城させたのが始まりです。
その築城を担当したのが築城の名人藤堂高虎(とうどうたかとら)でした。
まず秀長の城代として桑山重晴(くわやましげはる)が入り慶長5年(1600)には関ヶ原の戦いで功をたてた浅野幸長(あさのよしなが)が入城。
そして元和5年(1619)には徳川家康の第10男頼宣(よりのぶ)が入城し紀州55万5千石の城となり以来水戸、尾張と並び徳川御三家の
ひとつとして長い歴史を刻んできました。
和歌山城の石垣には紀州特産の青石(緑泥片岩)が多く使われ和歌山に来たことを実感させてくれます。
天守閣に登って和歌山市街が見渡せゆうゆうと流れる紀の川を見ているととても心が平穏になりました。
2020年12月02日 08:22